本書は、冷静にそしてわかりやすく投資という仕組みを解説
しています。
私は、勝ち負けという言葉で、資産運用を表現するのは
いやですが、本書で言うのは、相手のミスを待つことが
秘訣だということを言っています。
少し考えれば、他者を出し抜こう等するアクティブファンド
というものが、同じレベルのファンドマネージャーの競争
になるので、費用がかかる割には、良い結果を得られない
ということが理解できます。
結局、値上がりしても値下がりしても、投資家は販売手数料や
信託報酬料を払い続けるわけです。
必ず手数料という損をするのは投資家で、必ず利益が出るのは
証券会社です。
また、自分は他人より賢いと過信して、相場の上がり下がりの
タイミングを見たり、チャート分析などをすることは無意味だなと
感じます。
.最近の投資本とは一線を画す、長期分散投資を勧めるものである。
つまり、投資とは市場に勝つことではなく、
言わば、「敗者のゲーム」であって、いかにミスをしないかが
敗者のゲームに勝つポイントである。
では、ミスをしない投資とは・・・それはインデックスファンドに
長期投資することである。
そして、日々の値動きを意識する必要はなく、確固たる
長期運用方針を信じることに尽きるとのことである。
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