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リスクの心理学―できるトレーダーは、
なぜ不確実性に勝てるのか
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必然的に直面することになる、心理的圧力。プレッシャー。
恐怖心。ためらい。
これら自分の感情に対しての心構えなど、成功するために
必要なものを得られるはずだ。
トレードの本といえば、エントリーについてがほとんどである。
そのため、このような心理的側面に関してはほとんど
顧みられていないのが現状であろう。
その中で、ウィザードの1人、アリ・キエフのこの本は
リスクを取る事を業となすトレーダーに力強い味方となろう。
「損を切って利を伸ばす」ことが実践できない人、
ズルズルと損切りを延ばし塩漬けにしてしまう人、
エントリーに躊躇して機会をみすみす逃す人などの
ような方々にはとても有益であろう。
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リスクの心理学―できるトレーダーは、なぜ不確実性に勝てるのか
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相場に参加している様々な人間が何をよりどころに
売買しているのか、
また達人トレーダーと凡人の考え方の違いを心理学的
見地から分かりやすく書いている。
本書で述べているように日常の企業活動でもリスクを取って
行動しればならない状況もあり、そのような場合でも
リスクを管理出来ればストレスによる非生産的な行動を
抑止することができる。
感情の変化をコントロールし許容できるリスクを把握して
いれば不確定な未来に向かって粛々と行動できる。
本書の中には自分に当てはまる事例もあり耳が痛い
部分ではあるがそれを認めなければ前には進めないと
感じた。 |
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トレーダーの陥りがちな心理的な弱点について、
具体事例を多くまじえながら解説した内容。
しかしながら、話が抽象的、観念的であり、
具体的なデータなどは一切示されず、
この本の内容から直接学べる点は少ない。
但し、個人が株式に限らず投資(別に投機でも
いいですが)を行う場合は、この心理面の課題
というのは無視できない。
というより、非常に大きい。
そのため、個々人が自分のスタンスや長所、短所を
理解しておくことは極めて重要だと考えます。
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