株式サヤ取り教室・株式サヤ取りの実践・株式サヤ取り講座
栗山浩著・同友館。

株式サヤ取り教室―安全有利な裁定取引
どのような道具を用意するといいのか、
そして、仕掛けから手仕舞い増し玉に関しても
書かれてあります。

実践に即した内容で、非常に分かり易い文章です。

サヤ取りが始めての人、特に場帳や玉帳とは何か?
などサヤ取り初心者には参考になると思われる。

基本的な裁定取引については書かれているが
内容に重複が多く、さらに税制に多くの頁を
割いているが昔の税制の話なので参考にならない。
株式の鞘取りは慣れるまでが大変である。
まず銘柄選択。軸となる銘柄を選び、もう一方を選ぶ。

選択肢が多すぎて・・・

しかし、一度ハマルともうブラックマンデーも
同時多発テロもサブプライム・ロ―ン暴落も、
政治家のバカな発言による急落も
怖くない!

急騰急落の時、周りがパニックに陥っている時に
あなたは鼻歌を歌いながら冷静にトレードできるのだ!
これは大きい。

手数料が安くなり、もってこいの状態になった。
手数料が安いのは、回転商いをする為ではない。
鞘取りをする為に活用しよう!
株式サヤ取りの実践
株式でも鞘取りは有効である。
というか、特別の才能の無い個人投資家に勧められる
手法は鞘取りしか無いと思う。

しかし実際にやってみると案外難しい。

広がったサヤが閉じるとは限らないのである。

ここで、銘柄間の相関係数とか、回帰分析などの
統計的手法の導入が必要となる。

個人でもエクセルで分析できるのであるが、
これについて解説した本は今のところ無いようである。

この本に書かれているのは、昔ながらの手法であり、
現在の相場に対応するには、さらなる手法の
バージョンアップが必要である。
ネット証券の台頭により,資金が少なくても
信用取引を行いやすくなり,また
取引手数料は大幅に安くなった.

 そのような環境を考えれば,現在はかなり
サヤ取りで利をとりやすくなった環境であると言えるが,
個人投資家の中でサヤ取りの存在を知っている者は少ない.

 この本はサヤ取りの原理からサヤ取りに限らず
株式・先物などの取引で重要と
なる建玉の動かし方についても説明している.

 初めてサヤ取りを研究する人にとっては
有用な,数少ない株式でのサヤ取りの
解説本である.

株式サヤ取り講座 (同友館投資クラブ)
株式を普通に買う、空売りする等は知っていたが、
2銘柄の株を買って
サヤを抜く、という発想に衝撃を受けた一冊。

大儲けはできないが、確実に低リスクでコツコツと
利益を重ねていくスタイルは、
博打というよりも仕事、作業というイメージが強い。

著者も、一度流れに乗るとあまり面白みはないと
いうような記述でこのサヤ取りの解説をしている。

堅実に投資したいという人は、ぜひ一度読んでみては?





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